4月10日
年が明けて2021年がスタートし、半月ほどが経った頃だった。
TILITILIで曲を作らないかという誘いの連絡が入った。
コロナ禍ということもあり、メンバー同士が会うことなく、データのやり取りだけで曲を作ることとなった。
それからさらに半月ほど経った2月の上旬、ヤスくんから曲のデモ音源が送られてきた。
歌とコーラス、ギター音、それと後ろから聴こえるクリック音に合わせてボクは脳内セッションをはじめた。
上手く説明はできないが、Linkin Park の What I've Done を初めて聴いた時と似たような感覚があった。
ヤスくんの意図はデモ音源から汲み取れたし、ケンちゃんが求めるバスドラも言われる前から分かったし、曲を活かす為のドラムも不思議とすぐに描くことができた。
10年以上、一緒にバンド活動をしてきた経験値があってこそ湧き出たリズムだったのかもしれない。
ただ、メンバーへの悪戯というか、サプライズの意味を込めて、メンバーが想定していないであろう"何か面白いこと"をやりたくて、そこから一週間ほどデモ音源との脳内セッション生活をした。
そして1人でスタジオに入り、ほぼぶっつけでレコーディングをした。
レコーディング後、メンバーが想定していないであろう"何か面白いこと"が含まれたデモ音源を、メンバーの2人が耳にするのが楽しみだった。
今は、さらにボクが想定していなかったベースラインが乗っかり、極限まで音にこだわったミキシングが施された音源を、世の中の人が耳にするのを楽しみにしている。
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最後にチエちゃんのことを書く。
ボクは、チエちゃんの父さんの名前を漢字で書ける。
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