4月7日

往復書簡”的なものをやろうよ、と提案したのはわたしの方です。
 
今回、TILITILIが新曲を発表した件につき
曲を聴いた素直な思いを、レビューとして綴らせていただきました。
 
それを読んだヤスくんから
“メンバー1人1人に触れてもらえる文章を追加でお願いできないかな?”
といった返信がありました。
 
嬉しい返信でしたし、もちろん、いくらでも書けます。
さかのぼってTILITILIのライブを初めて見たのは2011年12月、場所は東京・新宿ロフト。
岩手・宮城の沿岸部のアーティストが出演するイベントを見に行った時、ライブが終わったTILITILIに声をかけました。多分その時は、ベースのケンさんに声をかけた気がします(会場でお酒をいちばん飲んでいるようにお見受けして、話しかけやすかった記憶が。違うかな?笑)。
そんな出会いから、もう10年。そりゃあメンバー3人の色んなこと、書けます。ドラムのジンさん家で皆で飲み明かした日もありますし(お世話になりました)!
 
でも、わたしが一方的に感想だったり思い出などを書くよりも、せっかくならお互いの思いをやりとりして共有できる形の方が、面白いのではと思ったんです。そしてその方が、わたしも知らない何かを引き出せることに繋がるかもしれない、と。
 
ケンさん、ジンさんも曲が出来たからといって油断しないようにねー!
 
ひとつ。
最近、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』・庵野秀明さんの放送回で。庵野さんが仰っていたこういった言葉(正確ではない)が、自分でもすごく心に引っかかっています。
“謎に包まれたものを喜ぶ人が少なくなってきている”
 


わたしが記したTILITILIのレビューもいささか、それこそ“曖昧”とも表現できるかもしれませんし、言うならばもっとはっきりとした物言いが今の時代、必要なのかもしれないとも思いました。でも、わたしは。聴く人に委ねたいんです、抱く感情だったり感じる何かを。ただ、それは聴いてもらわなくては始まらない。聴いてもらうために、その1曲を耳にしてもらうために。最終目的地で感じる部分は謎のままで、でも1人でも多くの方とその目的地までたどり着きたいなと。
 
そんな思いも込めて。
新曲が世に放たれる頃まで、このやりとりを続けようと思いますがいかがでしょう。
 
 
高橋ちえより
 

「曖昧な記憶」

TILITILI限定ニューシングル 「曖昧な記憶」他、メンバーセレクト合わせ 計6曲収録。税込¥2000 メールでの予約は終了致しました。 お求めの際は指定の店舗にてお求め下さいますよう、よろしくお願いします! -販売店- KESEN ROCK FREAKS 萬福食堂

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